赤ちゃんへのミルクはミネラルウォーターでは作れません | BABY WATER★INFORMATION

赤ちゃんにミルクを授乳する際の手順

1.哺乳びんを消毒する

 哺乳びんの利用サイクル赤ちゃんは抵抗力が弱いので、雑菌が入るとおなかをこわしやすくなります。哺乳びんや調乳用の道具は必ずきれいに洗い消毒しましょう。

 消毒には、煮沸消毒のほか、電子レンジや液剤を使う方法もあります。


■代表的な消毒方法

煮沸消毒

昔から行われていた消毒のしかたが、煮沸消毒です。消毒用の鍋にたっぷり水を入れ、沸騰したら哺乳瓶を入れ約10分加熱します。

乳首は約3分加熱します。特にあらためて用品を揃える事もないので経済的ですが、頻度が多くてめんどくさくなりがちです。
薬液消毒

説明書に従って消毒液を作り、洗った哺乳瓶と乳首をつけておきます。使用直前までつけておく事が出来ます。

ミルク中心の赤ちゃんなど消毒の頻度が多い場合におすすめです。またこの消毒の仕方が一番衛生的とされています。
電子レンジ消毒

電子レンジを使用するだけで簡単に消毒できます。哺乳びんを何本かまとめて消毒が行える容器のタイプです。乳首が痛みやすいという欠点がありますがコストも掛からず便利です。

2.ミルクを調乳する

ミルクを調乳します。  哺乳びんに計量した粉ミルクを入れ、いったん沸騰させた70℃以上のお湯をできあがり量の2/3ほど哺乳びんに入れます。
 乳首、キャップを取り付け、哺乳びんを振ってしっかり溶かします。
残りのお湯を足し、軽く振って混ぜ、氷水や流水で体温ぐらいまでさまします。

3.赤ちゃんを抱いて授乳

正しいミルクの飲ませ方 母乳と同じように膝の上に抱いて少し上体を起こした姿勢で飲ませてあげましょう。
 初めのうちは、母親の抱き方が慣れないために、赤ちゃんが飲みにくいということもあります。普通に抱いているのが、疲れるようなら、赤ちゃんのからだを横の姿勢から縦にしてみる。あるいは、赤ちゃんを母親の脇にフットボールのように抱える方法もあります。

 赤ちゃんは、胸の前で横向きに抱くだけが抱き方じゃありません。

 赤ちゃんの頭を前にして、脇にかかえて、足を母親の背中の方へ。赤ちゃんの下に枕かクッションを置くといいでしょう。
 詳しくはbabycomの助産婦のページや、各地の日本助産婦会に問い合わせてみて下さい。

4.赤ちゃんのお口をキレイに

赤ちゃんのお口は清潔に。 飲み終わったら清浄綿や滅菌コットンなどで、飲みこぼしや唾液を拭き取ります。肌がかさつかないようにローションで保湿を。

5.ゲップをさせる

母乳と同じように、飲み込んだ空気を出させます。
・赤ちゃんを膝に座らせたら、赤ちゃんの体重を、自分の手首の付け根に掛けるように前にずらして(赤ちゃんの胸を左手で支えてあげます)、背中を軽く叩くか、擦ってあげます。あるいは、赤ちゃんを肩の上に「だらり」とおいて、背中を軽く叩くか、擦ってあげます。
・この時、赤ちゃんを縦に抱き、赤ちゃんのお腹にちょっと圧力を掛けてあげるのがポイントです。 特に、2番目の赤ちゃんのお腹に、ちょっと圧力を掛けてあげることを頭に置いてみて下さい。
・肩のところに赤ちゃんの顔をもっていくのが難しければ、 お母さんが少し体を反る形で(例えばソファに寄りかかりながら)、赤ちゃんを縦抱きにして胸にピッタリともたれさせて、背中を軽く叩くか、擦ってあげます。
・初めはおっかなびっくりですが、多少強めに叩いてあげた方がゲップは出やすいです。
また、上下にさするときも、腰から背中の上の方まで、大きめに擦ってあげた方がげっぷは出やすいです。
・授乳中に、空気をよく飲み込んでいそうな場合、途中で何度もげっぷを出させてあげましょう。
・げっぷをさせる前に、赤ちゃんを右腕で縦抱きにして、左手であごをくるむように支えてあげます。そして膝の上に赤ちゃんを乗せて何回かピョンピョンさせてあげましょう。そうすることで胃の中の空気が上に上がってきて、げっぷが出やすくなります。
・ゲップが出にくい場合は、胃の中の空気が集まったのを見計らって、時間をおいてから、ゲップをさせてあげましょう。
・どうしても、げっぷが出ないときは、無理に出させなくてもいい。右側を下にして、横向きに寝かせてください。
(育児ストレスがなくなる「のびのび赤ちゃん育て」 横井茂夫著)

6.哺乳びんを洗う

哺乳びんは綺麗に洗う必要があります。 飲み残したミルクは雑菌が繁殖しやすいので、必ず捨てること。
ミルクの脂質やタンパク質は時間をおくと落ちにくくなるので、授乳後できるだけ早く洗いましょう。

7.哺乳びんを消毒する

きちんと消毒する必要があります。哺乳びんと乳首はその都度消毒しておきます。 以下に詳細を紹介します。

◎煮沸消毒
*方法
きれいななべに水を入れ沸騰させる。
沸騰したら、乳首・哺乳瓶を入れる。哺乳瓶の中は空気が入らないようにしましょう。
乳首は3分、哺乳瓶は10分後にとりだしましょう。

取り出すときは、もちろん哺乳瓶はさみ(ピップベビー 哺乳瓶ハサミNなど)または、きれいな菜ばし(これも煮沸消毒しておくといいですね)で取り出し、専用のフードケースに入れておきましょう。

◎消毒薬で消毒
*方法
消毒専用のケースを準備します。専用の薬液またはタブレットを入れて水で薄めます。(会社により使用量が異なるので注意!)
1時間以上つければOKです。哺乳瓶の中は空気が入らないようにしましょう。
そのまま入れておき、哺乳瓶はさみ(ピップベビー 哺乳瓶ハサミNなど)でとり出して、すすがないで使います。
使うまでは、そのまま薬液につけておいて大丈夫です。
薬液は24時間たったら交換します。

個人病院ではこの方法で行ってます。

◎電子レンジで消毒
* 方法
専用の容器に哺乳瓶・水を入れて電子レンジでチン!(ものによって違うものの5分くらい)
電子レンジから取り出し、水を捨てそのままの容器で使うまで保管します。
熱いので取り出すときは注意しましょう!